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【遊戯王OCG】イラストからモンスターが飛び出す《ジョングルグールの幻術師》は集めるべきか?

12期から登場した新種族「幻想魔族」にも、いよいよ通常モンスターが追加されました。この《ジョングルグールの幻術師》は効果を持たないのでその特徴的なイラストが目を引きます。

 

躍動感のあるイラストですが、それにしてもやけに立体感を感じるイラストになっています。だまし絵的な技法なのかイラストの中に縁を描き、その縁からモンスターがはみ出しているので飛び出ているように見えます。ちょうどペレ・ボレル・デル・カソの「非難を逃れて」という絵が同じような技法で描かれています。

 

カードの性能的には、もはや廃れた概念ですが下級アタッカーの標準的なステータスとなっています。《ジェネティック・ワーウルフ》を開祖としたレベル4攻撃力2000通常モンスターの1体ですね。

 

効果を持たないので特にメリットもないかと思いきや、幻想魔族のモンスターの多くは「このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体はその戦闘では破壊されない。」というテキストを持っており、高ステータスの幻想魔族にとっては相手モンスターを倒せないデメリットになっていたのでそれがないことがメリットになっています。

 

現時点ではこれといって使い道がなさそうなカードですが、通常モンスターゆえにサポートが豊富で特に《予想GUY》《レスキューラビット》は直接デッキから展開できます。先述のジェネティックワーウルフもレスキューラビットから展開し《魁炎星王-ソウコ》の素材に使われることもありました。

 

今後の話になりますが、幻想魔族を素材として指定するランク4のエクシーズや低リンクモンスターが登場すれば、場に用意しやすい素材として利用される機会が出てくる可能性が高いです。

 

非公式ながらノーマルレアに分類される封入率の低いカードなので、忘れたころに利用価値が出てくると思わぬ高騰に見舞われるかもしれません。可能性を感じた決闘者各位は収録弾が出回っているうちに集めておくと安心です。